2020年1月23日
発酵食品がとりもつ、オリーブオイルと 日本酒のおいしい関係
日本酒ペアリングの楽しさを通じて、日本酒の魅力を世界に発信すべく、2019年8月に設立された「日本酒ペアリング推進協会」。
学生時代に日本酒に目覚め、以来20年以上お酒好きを公言する本橋へいすけさんがその理事長を務める。
「日本酒はオモシロいお酒で、“冷酒”から“燗”まで、温度帯で味わいがガラリと変わるでしょう?そんなお酒、世界でも他にありません。だからこそ、いろんなお料理に合うんです。もちろん、オリーブオイルにも」。
実は今、オリーブオイルと日本酒、特に大吟醸酒との組み合わせが広がりつつあるという。
じわじわ広がりつつあるという日本酒×オリーブオイルのペアリング
「大吟醸酒にはカプロン酸という脂質の一種を多く含んでいて、同じ脂質であるオリーブオイルと相性がいいんです。それに、日本酒のアミノ酸、オリーブオイルの脂質はいずれも“コク”を構成するもの。2つが合わさればコクが増幅するわけです」。
なるほど。オリーブオイルソムリエである本橋さんの論理的な説明に合点がいく。さらに、チーズや醤油、味噌といった発酵食品が合うとのこと。
例えば、魚のカルパッチョ。オリーブオイルに醤油を少し加え、日本酒とともに味わうと、魚の臭みもなく、最高においしいカルパッチョになるそう。
「オリーブオイル市場でGOYAは信頼がおける、ハイコスパな商品です」と語る本橋さんは、かつてはオリーブオイルソムリエとして食育講座なども開催していたそうだ。
では、GOYAのエキストラバージンオリーブオイル、UNICOならどう使うのがおすすめか?
本橋さん曰く、「UNICOはグリーンの香りが印象的。その力強さに負けない、しっかりした味付けの料理、日本酒もどっしりしたものが合いますね。大吟醸より私的には純米酒。カルパッチョなら魚は白身ではなく青魚。温かいと旨みが口に広がりますから、魚は炙って、日本酒は燗ですね」。
日々、日本酒ペアリングの可能性を探っているという本橋さん。
そうして導きだされたUNICO×日本酒 のベスト・ペアリングは、〆サバの炙りの炙りカルパッチョ×熱燗。
「UNICOと日本酒のおいしさが、口の中でかけ算的に広がっていきます。ぜひ、お試しください」。
本橋さんが教えてくれた日本酒とUNICOとの絶妙なコラボレーションを、ぜひ一度、楽しんでみてはいかがだろう。
お話しをお伺いした場所は、福岡県糸島市にある「川久保酒店」。ギャラリーのような空間にレアな日本酒やワインを揃え、大切な一本を選ぶことができるお酒のセレクトショップ